「親鸞聖人750回大遠忌法要」の募財
中外日報平成19年4月19日号には、本願寺派の「親鸞聖人750回大遠忌法要」の募財について報じられていました。
三月末の時点で200億円を超える懇志があり、このまま順調に推移すれば、平成23年末までに目標の240億円をクリアするのはほぼ確実だいうことです。
さすが、日本一の巨大教団だけあり、門信徒の力は素晴らしいものがあります。
……と、いいたいところですが、我が家には「遠忌法要の割当」が3万円、いきなり来ました。もう税金みたいなものですが、これにより何か見返りがあるかというと、そうではありません。日頃何かをしてくれているかというとそうでもないし、他にも寺院の屋根の修理で一件5万の懇志が募られたばかりですから、正直厳しいものがありますね。
中外によると、蓮如上人500回忌の時には、最初198億円でスタートしましたが、最終的には258億円に達したとか。何に使われたかは知りませんが、凄まじい額です。戦闘機が買えます。
ただし、
「現在に至るまで募財依頼に応じていない未進納寺院も約400ヶ寺(4%)ある。この半分は経済的な困窮が原因で進納できない過疎地の無住寺院などだが、残る半分は他の理由で明確な意志をもって進納を拒否している」
とのこと。
その拒否理由としては、北山別院の墓地造成問題などの不祥事の続発などがあげられているそうです。
至極ごもっともな理由です。
不二川総長も「ご懇志をご進納いただいた人たちの期待を裏切るようなことがあってはならない」と引き締めているそうですが、門徒衆は「どういう気持ちで」進納しているかを、よく考えてもらいたいところです。
門徒は、華やかな行事を望んでいるのか、ミュージアムを建設することを望んでいるのか、親鸞さまのDVDを望んでいるのか……云々。
一番は、門信徒一人一人の胸に、親鸞聖人の教えを残すことでありましょう。「念仏相続」というのは、「念仏の声」を残すのではなく、「念仏の心」を残すことです。
どうか、200億を超える懇志が、門徒一人一人の「心」に届くものとなって返ってくることを望みます。
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