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伝道の第一線に立つ僧侶

中外日報 平成18年9月21日付誌面に、本願寺派「女性布教使研修会」の記事がありました。

同派の生命線である布教、伝道の第一線に立つ布教使は、全僧侶の一割強の3490人。このうち女性布教使は布教使補を加えて250人余りで、全体の約7%。

女性の布教使が増えて来たとは時代の流れからして当然だろうと思いますが、それにしても「伝道の第一線に立つ布教使は全体の一割」という内容には驚きました。
布教使の名前を持ちながらも、布教に立っていない、ということでしょうか。
「伝道の第一線に立つ」とは、どのような状況であるかの定義がハッキリしないので、ここでは言及できませんが、何とも悲しくなるではありませんか。
布教使が布教せずに、一体何をするのか。

その点について、記事の後半に以下のようにありました。

この研修会の生き字引的存在で、来年に布教使任用50年を迎える岩田アサオさん(92)は「真宗はお聴聞が第一。そのためにも布教使は日々研鑽、精進に努めるべき。宗派には布教使の研鑽の場を更に拡大、充実していただきたい」と要望していた。

さすが、古い人は言う事が違います。若い布教使で、「聴聞が第一」ときっぱり言える人は、そういません。
伝道に立つ人が少ないならば、研鑽精進する人などどれだけいるというのか。疑問です。

『中外日報』(平成18年7月20日号)によれば、本願寺宗会議員・下川弘暎氏が開会式で、 「最大の危機は信心獲得が真剣に求められなくなったこと。ご法義よりも寺院の存続が優先されている」 と語ったという。

法を伝えるよりも、寺院存続で手一杯、ということでしょうか。
寂しい限りです。

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